3試合Vゴール勝ち=1敗の厳しい現実。
2002.03.31(SUN)
J-LEAGUE DIVISION-1 1st STAGE 4th ROUND
vs FC TOKYO
2v-1 WIN
at NIHONDAIRA STADIUM(SHIMIZU)
開幕3連勝と順調なスタートの清水。今回の相手は攻撃サッカーへと変貌したFC東京。
前半は東京の激しいプレスに押される。特に代表帰りの戸田が抜けた中盤は吉田と康平がボランチを組みトップ下にノボリを配置させたが、
吉田は微妙なパスミスがあり、康平は守備に追われ、ノボリはポジショニングの悪さからボールが廻らず、あまりにもバランスが悪い。
しかもアレックスはボールの持ち過ぎで複数でマークにつくFC東京の守備に簡単に防がれる。
28分にはCKからニアサイドで相手のヘディングで流され、ファーサイドでフリーのFWアマラオに押し込まれ失点。
相手を褒めたくないがバロン以外あまり高さのないうちはこういうニアサイドで誰かが触りコースを変えて相手の守備をずらすようなセットプレーをしてほしい。
あまりにもワンパターンな蹴り込みや、ショートコーナーを多用したり、うちは工夫が無さ過ぎるように見える。結局このまま前半終了。
しかし、後半監督の決断がチームを甦らせた。戸田を投入、吉田とボランチを組み、康平を本来のトップ下、前半で退いた久保山の位置にノボリ。
この中盤になった途端に吉田の幅広い動きが際立った。とにかく中盤での豊富な運動量で拾いまくる。更にバランス良くサイドに散らすパスもいい。
72分、相手の中途半端なクリアを拾った吉田がイチへパス、イチが一度センタリングを弾かれたが再びグラウンダーのパス、
ゴール前で吉田が繋ぎノボリが落ち着いてシュート、ついに同点。ただケチつける訳じゃないが、ノボリはオフサイドかも・・・。
この日は主審、副審共々いい加減。基準のバラバラな判定で試合の興味を削いでしまった事を付け加えておく。
その後も圧倒的に中盤を制して次々にチャンスを作るが、結局90分を終了。今年3度目の延長戦突入。
94分、昇平のフィードを受けた康平が中に切れ込み相手を引きつけて、
左から上がってきたツビータにパス、ツビータは左足でワンフェイントからシュート、これが決まって3度目のVゴール。
試合内容は特に後半は今季一番の内容だったと思う。ただし、今回の3度目のVゴールで1敗したのと同じになってしまった厳しい現実を受け止めなくてはならない。
この点が昨年から解消されていない。これが後で響かなければいいが・・・、と心配してしまう。
この試合のMVPはやはり吉田でしょう。前述したように後半のプレーは前半のミスを補って余りあるものだった。
特に両サイドを幅広く使ったパスは見事。テルの抜けた穴を埋めるどころか期待を大きく上回る出来だ。
ツビータもついにゴールを決めてくれた。前節の初出場の時から足元の技術の高さを見せてくれていたが、この日のVゴールも正確なシュート。
まだまだ沢山のゴールを我々に見せてくれるだろう。また、このVゴールのアシストの康平も見事だったことも付け加えておく。
ただし後半のGKとの1vs1を冷静に決められるようになって欲しい。
一方心配なのはノボリだ。同点ゴールは見事だったが、それ以外の場面では周りと噛み合っていなかった。
途中から出た時の方がいいプレーをしている印象が個人的にはある。
リーグ中断まで残り3試合。名古屋、市原、広島、けっして楽な相手は無いがきっちり90分で勝ち続けなくてはならない。
最悪な内容、最高の結果。
2002.03.16(SAT)
J-LEAGUE DIVISION-1 1st STAGE 3rd ROUND
vs URAWA RED DIAMONDS
2-1 WIN
at NIHONDAIRA STADIUM(SHIMIZU)
延長戦ながら開幕2連勝でスタートの清水。今回の相手は対照的に連敗スタートの浦和だ。
前半、調子が悪いはずの浦和に押される。前線からのプレスを受け、エメルソン、田中に両サイドの裏を取られピンチが続く。
12分、GK黒河がキックミス。このボールを中盤で奪った浦和MFアリソンがスルーパス、
抜け出した浦和FWエメルソンが切り変えしてカーブをかけたシュート、これが決まって清水は今季初失点。
エメルソンのシュートも見事だったが、完全に黒河のミス。
その後も左サイドのアレックスは対面の浦和MF山田に完璧に押さえ込まれ、わざと倒れる悪癖も出る。
期待の新戦力ツビタノヴィッチも運動量が少なく目立たず、バロンとポジションが重なる。
浦和はバロン、ツビタノヴィッチ、アレックスには徹底したマンマークで自由にさせなかった。
それでも31分にはゴール前へロングボール、バロンが頭で落としたところに2列目から飛び込んだ康平が左足シュート。
しかしこれはゴールゴールポストに阻まれた。結局前半は1点ビハインドのまま終了する。
後半に入ってもなかなかペースが掴めない。守備陣はエメルソンにかき回される。それでも古賀が攻め上がるなどでチャンスを掴む。
57分、右サイドから古賀が縦に走るツビタノヴィッチへパス、ツビタノヴィッチは振り向きざま、
すぐそばに上がってきた市川にパス、市川はゴール前のバロンにセンタリング、
バロンが頭で落としたところに走り込んできた康平がワントラップから押し込んで同点に追い付いた。相手に倒されながら気持ちで押し込んだ得点だった。
ここから試合は激しくなる。浦和はマンマークに疲れからかズレが生まれる。清水もエメルソン、失点直後に投入されたトゥットにかき回される。
特に終盤残り15分ぐらいからたて続けにピンチが続く。しかしトゥット、エメルソンはGKとの1対1で信じられないシュートミス。
ゴール前のFKではアリソンのシュートはゴールバーに阻まれるなど、決められない。
耐えに耐えた清水は87分、相手のパスミスを奪った古賀がそのままドリブルで上がる。
他の選手のマークを気にしてチェックに来ない浦和守備陣を嘲笑うように古賀はGKの飛び出しもかわし後ろから走り込む市川に戻す、
市川は思いっきりよくシュート、ゴールバーに跳ね返されるがゴール前に詰めていたバロンがヘディングで押し込み、ついに勝ち越す。
その後の残り時間を集中して耐えて試合終了。今季初めて90分での勝利を収めた。
勝つには勝ったが内容は前節の鹿島戦以上に悪かった。守備陣、特に克己、昇平は相手のスピードについていけない。
アレックスは対面の山田に完封された。どうも浦和とやる時のアレックスはいつも山田に抑えられる印象が非常に強い。
更にはスタメン復帰のテルも存在感が全く無く、後半には膝の負傷で交替。
替わった吉田が相手の穴を突くようなパスワークを見せたのとは対照的だった。
今日のMVPはやはり古賀でしょう。不安定な守備陣の中でも体を張った守備は目立っていました。
それだけでなく決勝点のシーン以外でも攻め上がりを見せていた。
昨年末の天皇杯あたりから攻撃面の活躍が目立ち今後も新たなファンタジスタとして期待していきたい。
他にも康平は浦和の守備をかき回していたし、市川は決定的な仕事をしてくれた。更にはバロンは3試合連続の決勝点、
俺達のエースは毎試合結果を残している。これは今までの清水のどのストライカーよりも賞賛されるべきことだろう。今日のゴールも気持ちがこもっていた。
新加入のツビタノヴィッチに関してはまだ何とも言えない。
あまりにも運動量も少ないし、周りも彼と連携が悪い。ただ時折足元の技術の高さを見せていたし、これからコンディションが良くなってから判断したい。
応援に関してだが、超清水的にもまだまだ声が出るはず。まだまだ気持ちも声も全然足りない。
情け無いことだが俺達の周りでも応援よりも野次を飛ばす奴ばかり、そんな声よりも気持ちを込めた応援が選手には必要なんだよ!
俺達の清水に対する気持ち、思いなんてこんなもんじゃないだろ!
対する浦和。確かに声の大きさなど見習うところは多い。しかし、いつまで立っても勝てない、成長しないチーム…。
彼等はチームを勝たせる応援は出来ていない。むしろ札幌、仙台の方がその点では上だろう。俺達もチームを勝たせる応援を考えていかなくてはいけないと思う。
次の相手はFC東京。調子に乗ってるみたいだけど、俺達の声援で跳ね返してやろうぜ!
拾った勝ち点2
2002.03.09(SAT)
J-LEAGUE DIVISION-1 1st STAGE 2nd ROUND
vs KASHIMA ANTLERS
1v-0 WIN
at KASHIMA FOOTBALL STADIUM(KASHIMA)
今季初のアウェーゲーム。相手は開幕戦も惨敗を喫し、今季まだ勝ち無しの鹿島。清水としては約4年ぶりのカシマスタジアムだ。
前半はプレスが面白いように決まる。特に鹿島MF小笠原には吉田、戸田、康平が囲い込み前を向かせず、
これで中盤を分断。さらにゴール前では昇平、古賀の体を張った守備で鹿島FW柳澤、鈴木に全く仕事をさせない。
しかし清水も両サイドまではボールが回るがそこから時間がかかり鹿島の守備陣を崩しきれない。
まるでゼロックスの時と変わらない低調な出来。このまま前半を終了する。
後半始まると次第に清水に疲れが出る。特に最終ラインは相手の左右からのセンタリングにマークがバラバラ、
単なるボールウォッチャーと化して、次々にフリーでシュートを打たれるが、鹿島のシュートはことごとく枠を外れる。
一方の清水の攻撃はバロンに一旦預けるもフォローが余りにも薄く繋げられない。
単発でアレックスの突破からチャンスが生まれるが、バロンや後半途中から登場したノボリが決定的なチャンスで決められない。
終盤になると清水は市川に替えてテルを投入するが完全に裏目。
ノボリとテルのポジションが重なり、更には明らかにコンディション不良、彼のところでボールを奪われ逆襲を食らう。
その数々のピンチもGK黒河が確実なセーブでチームを救い、吉田はことごとく相手の攻撃の芽を摘み、試合は後半終了、延長戦に突入。
延長戦に入っても依然鹿島ペース。黒河を中心に何とか守り、引き分け濃厚と思われた118分、テルがこの日唯一と言ってもいい仕事をした。
右サイドで全くのフリーのテルがゴール中央へのアーリークロス、これに延長から投入された横山がニアサイドに鹿島DF秋田を引き連れ、
秋田のマークが外れたバロンが鹿島DF池内と競り合いながら強烈なヘディング、鹿島GK曽ケ端が一歩も動けずゴールマウスに突き刺さり、
エンジ一色の一団を一瞬のうちに静寂においやった。
試合内容は特に後半は最悪。相手の飛び出しに全く対処出来ず、果たしてDF陣が連携を取り合っているか甚だ疑問である。
確かに昇平、古賀の体を張ったプレーは良かったことは認めるが、一歩間違えれば0-4、0-5も充分有り得た。
まさに勝ち点を「1」どころか「2」拾った、まさに儲けモノの試合だった。こんな運のいい試合は年にそうはないだろう。
今日のMVPはやはり黒河でしょう。数々のピンチに確実なセービングで防いだ。
特に人に当たり、コースが変化したシュートが何回かあったが、それにも抜群の反射神経で対処していた。
また吉田も黒河と並ぶ功労者だ。労を惜しまぬ運動量で危険の芽を摘み、最終ラインを助けていた。
特に後半終盤は相手の繋がりそうなパスや流れを断ち切るようなプレーの連発。危険予知、予測能力の高さをみせていた。
2試合連続Vゴールのバロンに関しては90分の中で決定的なチャンスを逃したが、最後のプレーで気迫を見せてくれた。
あのゴールはそうは見れないきれいなゴールだったと俺は思う。今後はツビダノビッチが加わりレギュラー安泰ではないが、間違いなくウチのエースだ。
応援に関しては超清水初のアウェーゲームで人数は少なかったが力の限り声を出し、
飛び跳ね続けることが全体的にみれば出来たが、出来ない時間帯もあった。そういう時は選手達も辛い時間帯、そこで俺達が支えてやらなくてどうする?
そこで力を振り絞り選手を支えてやろうぜ!
次はホームで浦和。
聖地日本平で奴等の好き勝手にはさせない。俺達の応援で文字通りのホームにしてやろうぜ!
エース・バロン。復活の狼煙
2002.03.03(SUN)
J-LEAGUE DIVISION-1 1st STAGE 1st ROUND
vs VISSEL KOBE
1v-0 WIN
NIHONDAIRA STADIUM(SHIMIZU)
いよいよ開幕戦。相手は城、播戸、西谷など大量補強。カズ、岡野も残り今年オフ最もチーム強化を図った神戸。
試合は序盤から両サイドを使い神戸がチャンスを作る。特に神戸の左サイドから西谷、カズの突破を許し、播戸には際どいシュートを打たれる。
清水の方はアレックスには当然の如く厳しいマークがつき中盤でも当たりの激しく、かつ素早いチェックにあって、決定的なチャンスも作れない。
その中でも後ろから吉田、康平が積極的飛び出しシュートを放つ。
22分には吉田のシュートのこぼれ球をバロンが押し込みゴールと思われたが、バロンがオフサイドで取り消された。28分には、
バロンのポストプレーから康平が密集の中から放ったシュートはポスト直撃などで得点を奪えない。
逆に前半終了間際には神戸に深い位置からのセンタリングを上げられるが、古賀が体を張ってクリアするなど消化不良気味で前半を終了する。
後半に入ると開始早々には相手クリアを拾った吉田が際どいミドルシュートを放つ。
さらに右サイドから康平がセンタリング僅かに久保山のヘディングが届かず。
更にまたまた康平のセンタリングから神戸DFシジクレイとの競り合いに勝ったバロンがヘディングシュート、
これがポストに阻まれる(実際はバロンのファウルがとられた)。
しかし徐々に疲れから不用意なミスも目立ち始める。一方の神戸は徹底してサイドから攻めるがあまりにもセンタリングが不正確。
カズが放ったミドルシュートも黒河のファインセーブに遭い均衡を破れない。
その後はお互い運動量も落ちて、中盤が間延びした状態となり、カウンターの応酬で時間だけが過ぎていく。
清水はこの間に康平→ノボリ、久保山→横山と選手交替。
終盤には横山、ノボリが盛んに相手の裏を狙う。更にはDFの昇平までもがゴール前に顔を出し、
ロスタイムにはその昇平がバロンのヘッドの折り返しに合わせるが相手DFにクリアされました。結局このまま終了。延長戦に突入する。
その延長戦はあっけないものだった。93分、左サイドからノボリがアレックスとワンツー、抜け出したノボリが持ち込み、
横山がニアサイドに相手DF2人引き連れてできたその裏のスペースに走り込んだフリーのバロンにセンタリング、
バロンが落ち着いてワントラップから左足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。
結果的には勝ち点を1逃したと言えるが、エース・バロンの今季初ゴールで勝ったという事実は非常に大きいと思う。
今季背番号9を襲名したバロンだがここまでは連携がとれずに苦しんでいた。しかし、この試合ではサイドや中盤でも体を張ってくさび役となっていたし、結果も出した。
昨年15得点とチームの得点王の彼の活躍無しには今年の優勝は考えられない。
さて、MOMには吉田を挙げたいと思う。素早いチェック、状況を良く見てのパスだけでなく、この試合では際どいミドルシュートも放っていた。
とかくミドルシュートが少ない清水の中でも吉田は比較的ミドルシュートを良く放つがこの試合でもこう着した状況を打破しよううとしていた。
今季も守備やパスだけでない彼の魅力をどんどん出して欲しい。
他にも今季起用され続けている昇平も体を張って城にほとんど仕事をさせず完封に貢献したし、
途中交替されたが康平も縦横無尽に動き決して悪くは無かったと思う。
さて応援に関してだが今日初めて真ん中の上の位置で応援したわけだが、力の限り声を出し、飛び跳ねることが俺達も含めてまだまだできていないと思う。
特に上からスタンド全体が見えるだけに元気が無いのが良く分かる。
むしろ神戸の方が人数は少ないのに元気に飛び跳ね、声を出していたように見えてしまう。
これを変えていくには相当時間もパワーも必要だろう。だが決して諦めずに自分達は闘い続けよう。
いつか日本平が真のホームスタジアムになる為に・・・。今日が偉大なるスタートだ。
次節は鹿島戦。4年ぶりに敵地鹿島乗り込む。ゼロックスの勝利を生かすも殺すもこの試合に掛かっている。
選手達と共に俺達も闘って奴等を返り討ちにしてやろうぜ!
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