力負け。
2004.11.13(SAT)
THE 84th EMPEROR'S CUP 4th ROUND
vs OMIYA ARDIJA
0-1 LOSE
at NIHONDAIRA STADIUM(SHIMIZU)
ガラガラのスタンドに早くも元旦国立への挑戦終了のホイッスルが鳴った。J2相手に完全にペースを握られての力負け。落ちるところまで落ちた
チームの明日はまだまだ遠い。
試合は序盤から大宮が幅広い展開でチャンスを作る。反撃したい清水だが予期せぬアクシデントが起きた。5分に大宮は左CK、ここからのクロス
ボールに飛び出したGK黒河が大宮DF平岡と衝突する。しばらく動けなかった黒河だが再び立ち上がり試合は再開されるが時間の経過とともにベンチ
が慌しくなる。17分にはやはり黒河は頭部の接触プレーということで大事を取って真田と交替される。交替してピッチを去る黒河のうつむいて顔を
覆い泣いているようにも見える姿に彼の無念さが伝わってきた。しかしこの姿を見てもピッチの選手の闘志に火がつかない。ジェジンに単純に放り
込んでも彼のマークについたDFトニーニョに簡単に跳ね返されてばかりで決定的なチャンスもない。そして27分には右サイドから大宮がカウンター、
大宮DF斉藤のスルーパスに抜け出したバレーが俊秀のマークを振り切ってシュート、これがあっさりと決まって大宮が先制する。この後も大宮ペー
スのまま前半を終了した。
後半開始から昇平に替えて浩太を投入した清水、戸田をボランチからDFに替えて浩太をボランチに入れたこのシステムで流れを掴む。引き気味に
守る大宮のせいもあるが中盤の高い位置で相手の攻撃の芽を摘み、ジェジンや久保山が決定的なシュートを放つも大宮GK荒谷に阻まれる。ゴール前
を固めた大宮の守備に対しても外からも純平や浩太が積極的にミドルシュートを放つがこれもことごとく枠の外かGK荒谷の真正面。62分には久保山
を下げてノボリを投入するも、時間が経つにつれてまたもパスミスからせっかくのチャンスを潰すシーンが目立つ。ロスタイムには左サイドからの
ノボリのクロスにジェジンがヘッドで折り返したところにフリーの康平がボレーであわせるものの枠の外で万事休す。実に9年ぶりとなる天皇杯初戦
敗退となってしまった。
ついに落ちるところまで落ちてしまった。相手のペースにはまって失点し、時間が経つにつれて単純なパスミスが目立つなど自信を失った選手達
が自滅した。前半はジェジンが大宮DFトニーニョにほとんど抑えられてるという状況で何度も単純に彼へあわせて放り込んでいた。中から崩してみ
たり、サイドから切れ込むなどいくらでもバリエーションがあるはずなのにそれが出来ないうえに、個々の選手に俺がやってやるという強引さが見
られなかった。重苦しい雰囲気の中でそのプレッシャーを跳ね返せるメンタルの強い選手はこのチームにいないのだろうか。後半には何度か決定的
なチャンスがありながら、相手のファインセーブもあったとはいえそれ以上にシュートミスが目立った。ロスタイムの康平のシュートなどはその象
徴だろう。
そして監督も点を奪い返す為にベストの選択をしたのだろうか。確かに前半の黒河のアクシデントは仕方が無かった。それで交替枠が減ってしま
ったのも事実だ。後半最初の交替も流れが変わったし選択としては良かった。しかし最後の1枚のカード、FW2人を抱えている状況で彼らを投入しな
かった。ここ最近の不調はあるが清水で今季一番得点し、相手に脅威を与える男、アラウージョをこの日は使うことすらなかった。1点を追う場面、
どんなリスクを冒しても点を奪う事に執念を見せて欲しかった。
これで今年の残りはリーグ戦3試合のみとなってしまった。それどころか、その3試合の結果如何で12月に屈辱の入れ替え戦の可能性だってまだま
だ充分ある。もうなりふり構わず3試合、それも1試合1試合を必ず勝つという強い気持ちで闘わなくては乗り切る事ができない。自分たちに力が無い
のは選手もサポーターもここまで来たらいい加減分かってもらえると思う。だが、力の無い者だってそれを上回る気持ちでどうにかなる事もあるの
がサッカーだ。
サポーターに関しては、例年盛り上がりに欠ける大会とはいえ、それに輪をかけてガラガラのスタンド、リーグ戦とは違い一発勝負の大会でいく
らでも優勝のチャンスがあるのにこれでは実に寂しすぎる。リードされてもどこか余裕の雰囲気で油断があったように思う。必死に闘ってるように
はとても見えなかった選手も選手だが、これでは俺達サポーターも文句を言う権利などは無いだろう。残された試合、もう一度見つめなおして悔い
の無い終わり方をしようじゃないか。試合前には普段は試合に勝った後にホームゲームで歌われている「王者の旗」を試合前に歌って試合への意欲
を掻き立てようとしていた。まだまだ声も小さいし、イマイチ浸透して無い状態でやってしまったなど問題点は多かったかもしれないが、いろいろ
やっていく事は無駄ではないと思う。この日の反省点を次に活かして欲しい。
前述したように20日の柏戦はJ1残留を賭けた決戦となる。今まで以上の力を俺達が発揮して、それを選手への今まで以上の力を生み出す源になろ
う。全力で闘った後には必ずいい結果がついてくる。いい結果が出なかった時は俺達の力が足りなかった時。そんな結果を選手に味わせたくないよ
ね?だったら答えは簡単なはず。全ての力を20日に注ぎ込もう!力が無いなら強い気持ちだよ。
|