予選敗退。
2006.05.21(SUN)
J-LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP QUALIFY ROUND GROUP-C 6th LEG
vs JEF UNITED CHIBA
0-1 LOSE
at SOGA SPORTS PARK FOOTBALL STADIUM(CHIBA)
突破に向けて後が無い状況からの2連勝も全てはこの試合で水泡に帰す。どんな内容も予選敗退という事実だけが重くのしかかった。
以前のホームスタジアム市原臨海とは比較しようも無い素晴らしいスタジアムが千葉に完成し、清水はそこへ初めて乗り込んだ。アウェーと
いう事もあり狭いスペースではあったが、予選突破に向けて最後のチャンスを後押しすべく非常に多くのサポーターで埋まり、両チームとも試
合前にはビッグフラッグが出されるなど盛り上がった中で試合が始まった。試合の方は序盤から清水が積極的に仕掛ける。14分には枝村がファ
ウルを受けて得たFKのチャンス、兵働がゴール前に送ったボールをファアサイドでマルキーニョスが受けてGKにキャッチされながらも奪い返し
たボールを岡崎が押し込む。しかし、これはマルキーニョスがGKチャージの判定でノーゴール。守っては時折危ない場面があるが前節完封した
海人が今日も活躍。23分には千葉が右サイドから切れ込んだMF水野が放ったミドルシュートもファインセーブで防ぐ。
その後もマルキーニョスを中心にスペースを狙って攻める清水のペースで試合が進み、32分にも左サイドから兵働があげたクロスにファアサ
イドから飛び込んだマルキーニョスのヘッドが決まったと思われたがこれはマルキーニョスのオフサイドを取られてノーゴール。逆に千葉も反
撃、直後には右サイドを千葉MF水野に突破されてあげられたクロスをMF山岸にヘッドで押し込まれるがこれもオフサイドに救われる。両チーム
がサイドから積極的に仕掛ける展開でチャンスを作るが前半は無得点で折り返した。
後半開始直後、いきなり最初のプレーで千葉が突破してMF羽生が飛び出してきた海人をかわしてループシュート、これを必死に戻る平岡がヘ
ッドでクリアするが、これが後半の行方を暗示していた。後半に入り清水のDFラインの裏のスペースを狙ってくる千葉の攻撃に防戦一方。更に
サイドからの突破に中央では飛び出してくる2列目の選手に次々にシュートを許す。これが何度も枠を外してくれて助かるが防戦一方の試合展開
になる。ここで52分には久保山を下げて淳吾を投入する。押され気味の清水はセットプレーのチャンスを狙い、60分には左CK兵働のクロスを岡
崎が叩きつけるヘッドをするがワンバウンドでバーを越えていく。75分には岡崎を下げて矢島を投入して1点を取りに行く清水、79分には今度は
右CK兵働のクロスを今度は平岡が合わせ、クリアボールをマルキーニョスがオーバーヘッドも枠を外れる。
どうしても1点を奪えない清水に直後に最悪な展開が待っていた。80分、千葉はGKから素早くスタート、あっという間にゴール前まで持ち込ま
れクリアするがこのボールを千葉MF山岸に拾われ、MF佐藤に繋がれPKエリア内にいるFWハースへ、ハースが飛び出してきた山岸にパス、DFと競
り合いながら抜け出した山岸がシュート、これが決まってしまう。勝たなくてはならない清水にとっては痛恨の失点、ここで直後に清水は山西
を下げて純平を投入する。更にDF平岡を最前線にあげて攻める清水だがミドルシュートも相手DFに当たるなど最後まで点を取れず無念の予選敗
退が決まった。
予選敗退という結果が本当に悔しい。しかしこれが現実という事を再び噛みしめなくてはならない。攻撃陣もジェジンが抜けた状態ではマル
キーニョス一人にかかる負担が大きすぎる。そういう時こそ他の選手にとってはチャンスなのであるが、岡崎にしても矢島にしても久保山にし
ても無得点という結果が残ってしまった。この中断期間に彼らは悔しい思いをもって頑張って欲しい。
それでも守備陣には明るい兆しが見えてきた。青山と西部の離脱という状況で平岡と海人が期待に違わぬ頑張りを見せてくれた。平岡は高さ
で全く相手に負けていなかったし、この試合では後半序盤の決定的なシュートをクリアした。また海人にしても何度も決定的なピンチがありな
がら抜群の反射神経をみせてくれた。それでも今日の1失点が負けに繋がったわけでそれに関しては試合終了後に特に彼ら2人はがっくりきてい
ただけにその悔しさは忘れないだろうしもう一度這い上がって欲しい。これで青山と西部が復帰する再開後は現状より更に激しいレギュラー争
いが発生するわけでこれも非常に楽しみだ。
試合終了後、挨拶時にはサポーターから拍手であったり、厳しい言葉が投げかけられたり様々であった。予選敗退という事実を考えると甘い
かもしれないが、この悔しさも中断期間に活かして再開後のリーグ戦での選手の頑張りに期待したい。再開後は連戦が続く、少し負けが込めば
もうあっという間に残留争いに巻き込まれるし、逆に勝ちを重ねていけばまだまだ優勝争いだってありえる。どちらに転んでもおかしくない現
状、選手もサポーターも気を引き締めなおして再開後にまたスタジアムに集まろう。
あと一つ。
2006.05.17(WED)
J-LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP QUALIFY ROUND GROUP-C 5th LEG
vs SANFRECCE HIROSHIMA
1-0 WIN
at HIROSHIMA STADIUM(HIROSHIMA)
守護神離脱のピンチに新たに飛び出したヒーローのお蔭でナビスコ杯予選突破に向けて大きな一勝を挙げた。でもまだ何も手にしていない。
ただひとつ分かっている事は「あと一つ」勝つだけ。
朝から降り続く雨でピッチには水が浮く最悪なコンディションの中、試合は始まった。清水は序盤からパスを繋げようとするがこの最悪な最
悪なピッチコンディションに苦しめられる。ショートパスがことごとくボールが走らない為に止まり相手に奪われる。ロングフィードを中心に
攻める広島に終始おされ気味の展開となる。4分には左CKからゴール前の混戦となって広島FW上野がシュート、これは公式戦初先発のGK海人の真
正面。最初のピンチにボールを落ち着いた海人はここから素晴らしい活躍を見せる。一貫してロングボールでサイドの裏を狙う広島はサイドか
ら次々にクロスをあげるがこれを海人が積極的な飛び出しでクリアする。29分にはゴール真正面PKエリアすぐ外でFKのピンチ、ここで広島FWウ
ェズレイが壁を越えて放ったシュートにも海人は反応してファインセーブ。時間が経つにつれてようやくピッチに慣れだした清水もシンプルな
攻撃でチャンスを作ろうとする。43分にはゴール前のルーズボールを兵働、岡崎と繋いでマルキーニョスが戻りながらダイレクトシュート、こ
れが決まったと思われたが岡崎、マルキーニョスが共にオフサイドの判定でゴールが決まらず。前半は両チーム無得点で終わった。
後半から清水は前半接触プレーで一度倒れた兵働を下げて矢島を投入する。しかし流れは変わらず広島ペース。62分には広島が左サイドから
MFベットがクロス、これにFW上野がフリーでヘッド、しかしこれも海人がファインセーブで防ぐ。ここで清水は岡崎を下げて最近好調の久保山
を投入する。それでもピッチコンディションを味方につけた広島の流れが続き、72分にはFW上野のポストプレーからFW佐藤寿人が抜け出してGK
海人と1対1も海人が足でシュートを弾く。予選突破の為には勝ちしかない清水にとって時間が無情にも過ぎていくが82分、散々苦しめられた最
悪なピッチコンディションが皮肉にも清水の味方になる。相手がクリアしたつもりのボールが水溜まりで止まり、それを拾ったマルキーニョス
が広島GK下田の位置を見て意表をつくループ気味のミドルシュート、これが急激に落ちてゴールネットを揺さぶった。この後、88分にはマルキ
ーニョスを下げて俊秀を投入した清水は最後は余裕のパスまわしで試合終了。
勝たなければ次の無い3連戦の2戦目も結果を出した。今日のMVPは文句無しに海人であろう。プロ初の試合で無失点。次々に襲うシュートにも
ファインセーブを連発していた。試合中には周りに対してよく声を出していたし初めての試合で予想以上の出来であった。GKはなかなかチャン
スが訪れない厳しいポジション、だからこそチャンスは何が何でもモノにしなくてはならない。そうしたプレッシャーに負けず結果を出した彼
の今後が非常に楽しみである。また、彼を含めた守備陣はこの厳しい状況で実に体を張って守っていた。辛抱強く耐えた結果である。
逆に攻撃陣はピッチコンディションに苦しめられて空回りが目立った。初スタメンの岡崎もFWとしての仕事を忘れていては今後の出場は厳し
くなる事を分かってほしい。そうした試合でも毎試合のように決勝点を挙げるマルキーニョスには本当に頭が下がる想いだ。今回のシュートも
信じられないような変化でゴールの枠を捉えていた。
今日はさすがに平日のアウェーでのナイトゲームとい事でサポーターも約50人ほどであった。しかし、少ない人数だからこそ気持ちもこもっ
ていたし人数を感じさせない応援だったと思う。一方の広島はせっかくのホームゲームで2,000人あまり。チームを支えようとする気持ちが人数
に表れてこないのはかわいそうに見える。
ナビスコ杯は序盤3試合つまづいてから本当によく頑張っている。ここに来て平岡、海人が台頭して、そしてマルキーニョスの脅威の決定力も出
てきた。でもまだ終わりじゃない。最後に千葉に勝ってこそ報われる。サポーターはみんなで敵地フクアリに駆けつけよう。あと一つをみんな
の手で掴みとろう。
まず一つ。
2006.05.14(SUN)
J-LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP QUALIFY ROUND GROUP-C 4th LEG
vs JEF UNITED CHIBA
1-0 WIN
at NIHONDAIRA STADIUM(SHIMIZU)
ナビスコ杯予選突破に向けてもう後が無かった清水だがまず一つ勝った。3試合全勝が最低条件のチームにとって今は結果が大事。このまず一つ
取った事で次に望みを繋いだ。
矢島と平岡をスタメンに抜擢して臨んだ試合。序盤3分にいきなりゴール前フリーになった千葉MF山岸がシュートを放つ、しかしこのシュートに
平岡が体を投げ出して防ぐ。しかしこの後はもう後が無い清水が攻める。前線のマルキーニョスが左右に流れ起点を作り、そこに枝村や兵働が飛び
出してきて何度か決定的なチャンスを迎える。PKエリア外から思い切って狙った兵働のミドルシュートは千葉GK櫛野のファインセーブにあって得点
ならず。それでも積極的に攻める事で相手の攻撃を防ぐ事になった。千葉の方はロングボールを中心とした攻めになり、前線のFWハースを狙うがこ
れに対して平岡が完璧に封じる事で千葉の攻め上がりを抑える事に成功したまま前半を終了した。
後半に入ってもお互い決定的なチャンスを作れない。ここで先に動いたのは健太であった。58分にこの日は目立たなかった矢島を下げて淳吾を投
入する。このところ体調不良や疲れなどから不甲斐ないプレーが続いていた淳吾だが積極的なプレーでチャンスを作る。一方の千葉も67分にMFクル
プニコビッチを下げてMF水野を投入する。ようやく勝つ為に両チームのベンチが動き出したところで試合も動いた。69分、枝村が相手のボールをカ
ットして素早く前方の淳吾にパス、淳吾が右サイドを上がる兵働にパス、兵働は中に切れ込みながらその兵働を追い越すように右サイドをあがって
いくイチにパス、イチが素早くファアサイドにクロス、ニアサイドに走る久保山につられた相手DFがこのクロスをクリアできず待ち構えていたマル
キーニョスはヘッドで叩きつけてようやく清水が先制した。
清水は73分には中盤を厚くする為にこの日動き回っていた久保山を下げて浩太を入れる。これを見た千葉は直後の74分に前日の日本代表の試合に
出場してたFW巻を投入してDFを2枚だけにする策に出る。すると健太も77分には兵働を下げて俊秀を投入して5バックにして相手の前線に対応する。
ゴール前を固めた清水に対してひたすら前方に放り込む千葉だが焦った攻撃に対してこの日の清水は磐石の布陣で最後まで跳ね返して1点を守りき
った。
本当に厳しい試合の中、とにかく勝つという事にこだわって結果を残してくれた事は賞賛に値する。ナビスコ杯予選リーグを突破するミッション
の前ではどんな内容も意味はなさないという事だろう。そういう点でこの日のMVPは苦しい試合に決着をつけたマルキーニョスであろう。C大阪戦と
同様、0-0の均衡の中でFWの最大にしてシンプルな仕事を難なくこなしてしまった。決勝点だけでなく終盤相手がDFを減らしてきたとはいえ1vs2の
状態で相手DFを翻弄していた。ジェジンが韓国代表に選ばれて不在のなか、これからもっと厳しいマークがつくかもしれないがそんな中でも決めて
しまうという信頼感がある。他にも兵働は積極的に仕掛ける姿勢でチャンスを作っていたし、他の誰よりもミドルレンジからシュートを狙っていた。
惜しくも決まらなかったが、この姿勢は絶対に点に繋がるし、マルキーニョスに偏重しがちな攻撃の貴重なアクセントになるつつある。また右ウイ
ングで起用された久保山にしても巧みなステップからのドリブルなど、ここ数試合魅せているキレのあるプレーが見られた。このウイング起用は新
たな可能性を感じた。
守備陣も苦しい試合だったがその中で和道は正確なフィードでチャンスを作っていた。そして平岡、試合をこなす毎に成長を感じる珍しい選手で
ある。まだ線が細い印象もあったんだけど、今回の試合では体を張ってシュートを防いだり、うまく体を入れ替えてボールを奪い取るなど万能のDF
であった。彼の成長が怪我で治療中の青山などにもいい刺激を与えるのだろう。
この日のスタジアムはナビスコ杯ながら10,000人も集まった。サポーターも早い段階から応援を始めるなどこの日の試合の重要性を感じて動いて
いた。こうやってサポーターも危機感を持って選手を後押しして、いい雰囲気を作り上げて、そして結果が出る。そうすればこの日見てくれたお客
さんもまた興味をもってくれるはず。試合終了後にはこの日が誕生日のイチに花束が渡されるなどナビスコ杯予選リーグ最後のホームゲームをいい
雰囲気で終えられたのではないだろうか。
さあ3連戦の最初はクリアした。残り2つ、次は苦手のアウェー広島。しかも平日夜の開催という事で広島まで行かれるサポーターは少ないかもし
れないが行かれる方は行けない方々の想いも胸に選手と共に闘って来てもらいたい。そして最後のフクアリに乗り込もうじゃないか。予選を勝ち抜
けばもう一度ホームで1試合できる。
慢心。
2006.04.26(WED)
J-LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP QUALIFY ROUND GROUP-C 3rd LEG
vs ALBIREX NIIGATA
1-2 LOSE
at NIHONDAIRA STADIUM(SHIMIZU)
首位浦和を叩いたメンバーで臨む清水に対して相手はメンバーを大幅に替えて臨んできた。90分の試合を経て勝ったのは主力抜きの相手であった。
だが清水の慢心が招いた予測された結果でもある。強いチームが勝つのではない、勝ったチームが強いのだ。
予選リーグ開幕戦で既に対戦しているこのカード、清水は4日前のリーグ浦和戦と同じメンバーで臨んできた。試合の方は序盤から主力で臨む清水
ペース。11分には西部のロングフィードが左サイドに流れるマルキーニョスへ、マルキーニョスはボールキープから左サイドを突破してグラウンダ
ーの折り返し、これをニアサイドに詰めてきたジェジンがシュートを打つと見せかけてスルー、後ろから上がってきた枝村がこれをシュート、これ
が見事に決まって清水が先制する。流れるような展開からゴール前での連携の良さも見れてこの後も清水ペースで進むと誰もが思っていた。しかし、
19分には新潟も左CKからGK西部が飛び出したものの届かずこれを新潟FW矢野がヘッド、しかしゴールマウスにいた兵働がダイビングヘッドでスーパー
クリア。逆に清水も26分にはマルキーニョスが相手陣内でボールカット、そこから素早くフリーのジェジンにパス、ジェジンはGK北野と1対1になるが
これを決められない。一進一退の試合展開だったが38分には中盤でパスカットされてから新潟FW中原がDFラインの裏に飛び出す矢野へ浮き球のパス、
ここで清水守備陣はオフサイドと思い足を止めるが笛は鳴らない。独走してGK西部と1対1になった矢野は落ち着いてシュートを決めて新潟が同点に追
いつく。2週前の広島戦と同じ展開で前半を終えた。
懸念された後半、動きの重さが目立つ清水に対して若い選手が多い新潟は両サイドから崩し始める。52分には新潟左サイドからのクロスを受けた新
潟FW中原がワントラップから反転して左足シュート、これが決まってしまい新潟に勝ち越される。ここでやっと健太が動き57分に山西とジェジンを下
げて康平と矢島を投入する。この投入で右サイドから康平のタメとイチのオーバーラップが機能する。そして矢島も肩の怪我から復帰したばかりにも
関わらず強引な突破でチャンスメイクする。左からはマルキーニョスが何度かミドルシュートを枠に飛ばすが新潟GK北野に弾かれてしまう。それでも
何としても勝ちたい健太がここで驚きの采配を見せる。75分に淳吾を下げて投入したのは本来はCBの俊秀、その俊秀は前線の真ん中に立ちFWとしてプ
レーをするのだがなかなか味方のロングボールと合わず、しかも怪我をおして出場をしていた青山が足を引きずり、交替枠も使い切ったことから俊秀
と青山はポジションチェンジ、今度は青山が足を引きずりながら前線でボールを追いかける。時間ばかりが過ぎていくがチャンスになりながら決定的
なシュートシーンまで行くことが出来ず、結局痛すぎる1敗を喫してしまった。
ベストメンバーで臨みながら主力を休ませた相手に敗れた事実。どんなにメンバーを揃えようともコンディションや闘う気持ちが無ければ結果など
出るわけがない事を痛い敗戦と引き換えに手にしたのかもしれない。攻撃の方はあっさり先制しながらそこから動きが落ちて誰もが怠けていた。スペ
ースを見つけて走る事が出来なければパスすら繋げられない。康平の投入でイチや矢島の動きが活性化されたがその康平自身も積極的に仕掛ける事が
出来ていなかったし、相手からすればシュートすら打たない選手は怖くなかっただろう。逆に新潟の積極的なプレーに対して守りの方は振り回されて
しまって、失点のシーンでもスピードで振り切られDFが厳しくいってない結果の失点であった。攻守ともこれから伸びようとするチームの闘う姿勢で
はなかったし、まさしく慢心だった。しかも試合終了後、青山がピッチに倒れ挨拶もできずにそのままピッチから去っていった。試合中に怪我をしな
がらも3人の交代枠を使い切ってしまうというチームとしての采配ミスが主力の怪我を誘発してしまったのも実に残念な話だ。
サポーターにしても広島戦と同様に何かダラダラした応援になった事は反省したい。同じような展開にも関わらず危機感も無かったし、何より平日
とはいえゴール裏が閑散としているのに個々のサポーターの意識が低かったら、やはりそれは選手にも伝染してしまうかもしれない。一方の相手は少
人数だったがだからこそ危機感があっただけに人数以上の声を感じた。そういった感覚的なものでもそう思ってしまう時点でサポーターとして反省す
べきだろう。この状態で負けたことに対して選手個人を誹謗中傷する連中もいるがそんな権利とてもじゃないがサポーターには無い。
これでナビスコ杯の予選リーグは3試合を残してもう一つも落とせない状況になった。かってない厳しい状況だが、そういう状況の時にナビスコ杯
ではヒーローが生まれたりするもの、サポーターとしては決して希望を捨てず残り試合に臨もう。そして土曜には再びリーグ戦が控えている。前節首
位浦和を叩いた勢いは消えたが、叩いた事実には自信を持とう。サポーターの意識一つでチームは変わると信じているし気持ちの切り替えがここで出
来なくてはこのチームの選手とサポーターはそこまでという事。真摯に闘えば結果が出るもの、もう一度出直しだ。
苦難のスタート。
2006.04.12(WED)
J-LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP QUALIFY ROUND GROUP-C 2nd LEG
vs SANFRECCE HIROSHIMA
2-2 DRAW
at NIHONDAIRA STADIUM(SHIMIZU)
主力の怪我もあって厳しい戦いになるのは分かっていたが終わってみればホームでは絶対に勝たなくてはいけない試合だったのに勝てなかったとい
う現実だけ残る。予選リーグ最初の2試合で2分け。苦しいスタートとなってしまった。
3月に行われたナビスコ杯最初の試合、アウェー新潟戦を引き分けでスタートした清水。ホームに戻ってきたがこの日は青山と山西という守備の主
力を2枚欠き、左には和田、CBにはトップチームの公式戦初登場となる平岡が入って試合は始まった。心配された序盤だが、中盤からテルと浩太を中
心に早めに相手の攻撃を止めて清水ペースで試合が進む。15分には久保山が中に切れ込んでから左サイドを上がってきた浩太にパス、浩太がファアサ
イドにあげたクロスにフリーで待ち構えていたマルキーニョスがヘッドで押し込み先制点を奪う。その後も中盤で広島の攻撃を寸断して清水ペースで
進んでいたが32分、右サイドから広島DF駒野があげたクロスにMF森zア浩司にヘッドで合わせられて同点に追いつかれ、結局前半はこのまま折り返す。
後半開始から健太は圭輔と浩太を下げて本来は休ませるはずだったジェジンと枝村を投入して勝負をかける。だが後半開始のキックオフから広島に
ボールを繋がれ、MF森zア浩司のスルーパスを受けて抜け出したFW佐藤寿人が左足ボレーで豪快に決めてしまう。清水側の選手が誰も触れずにキックオ
フからあっという間の攻撃であった。リードを許した清水だが、両サイドを使った攻撃でチャンスは作る。しかし、チャンスは作れてもシュートシー
ンまでなかなか持っていけずに広島の守備を崩せず、逆にカウンターでしばしば清水ゴールを脅かされる。75分には相手のボールを奪った和田から和
道へ戻したパスを狙っていた広島FW佐藤寿人に奪われFW上野へパス、しかし上野はシュートを外してしまう。こういうプレーがあると流れは変わるも
ので直後の77分、右サイドからイチがドリブル突破で中に切れ込み、ゴール前でマルキーニョスとワンツーからシュート、これは広島DFに当たるがこ
ぼれたところにいた枝村がPKエリア外から思い切ってシュート、これが決まって同点に追いつく。この後も勝ち越しを狙って攻め続ける清水、しかし
試合はこのまま終わり、清水は2戦2分けの苦しいスタートとなった。
主力に怪我が相次いだ状態、チームとしては苦しいが、日頃出番のない選手にとってはめったに無いチャンス、なのに結果として若手でチャンスを
掴んだと言えたのは平岡のみであった。圭輔にしろ和田にしろ、徹底的にそのサイドを狙われて守備に追われ、結果として持ち味であるオーバーラッ
プも見られなかった。周りのフォローも問題があったかもしれないが、失敗を恐れずチャレンジする姿勢を見せて欲しかっただけにそういう点では残
念であった。一方2失点という結果だが初出場の平岡は実に落ち着いていた。高さの点では申し分ないし、スピードのある選手への対応も無難であった。
去年1年、他の選手が次々にデビューする中で彼だけなかなかチャンスが巡って来なかったがこういう場でしっかり実力を出せたことは今後に向けて明
るい材料だろう。
一方、彼ら若手を引っ張るべき選手たちもただダラダラこの試合を過ごしてしまった感が否めない。守備の中心として周りを引っ張らなくてはいけ
ない和道にしても目測を誤ったり、和田との連携ミスからのピンチを引き起こしたり、何か不安定な闘いぶりであった。これからのチームである清水
にとってはリーグ戦もカップ戦も貴重な闘い、1試合も無駄にしたくないし、ましてやホームゲームで勝てなかったこの現実。まだまだ力が足りない事
を自覚して次の闘いに備えてもらいたい。
サポーターにしても平日のナイトゲームという事もあるが5,000人ちょっとの観客ではやはり物足りなさは否めない。エスパルス復活の為にもこのカ
ップ戦も大事なはず、応援自体も何故か試合の雰囲気と同様にダラダラと過ぎていってしまった感じがする。サポーターの雰囲気は選手に伝染し易い
もの、こういうカードだからこそ、サポーターとしてやるべき事がきっちりやらなくてはならない。それが出来ていないのに選手に対して平然と罵声
を浴びせる資格などはないのだから。
土曜日にはリーグ戦がもうある。ここで選手もサポーターももう一度気を引き締めていかないとズルズルと昨年の二の舞になってしまう。そんな苦
しみは誰もがもう味わいたくないはず。
消耗戦。
2006.03.29(WED)
J-LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP QUALIFY ROUND GROUP-C 1st LEG
vs ALBIREX NIIGATA
3-3 DRAW
at NIIGATA STADIUM BIG SWAN(NIIGATA)
お互いノーガードの試合は終わってみれば痛み分け。どちらにとっても勝ち点2を失ったような試合であった。3点取った攻撃も3点失った守備の
前では慰めにもならない。まさしく疲れだけが残った消耗戦であった。
強風が吹き、気温も下がり、時折雪がちらつく最悪な気候の新潟で試合は行われた。序盤から高い位置でプレスをかける清水、7分には自陣でボ
ールを持った山西が前方に走る矢島にフィード、これを矢島が新潟DF海本慶治と争いながらボールをかっさらうと新潟GK野澤と1対1から左足を振
りぬいてゴール。ここから試合は一方的な清水ペースとなる。新潟の右サイドのDF三田、海本慶治の不安定なところへ矢島や純平がプレスをかけ
て何度も高い位置からボールを奪ってカウンターを仕掛けチャンスを演出する。しかしここで決められなかった為に流れは徐々に新潟の方へ、24
分に新潟は左サイドにオーバーラップしてきたMF鈴木健太郎のクロスをニアサイドに飛び込むMF鈴木慎吾がヘッド、これは西部が反応したがこぼ
れたところをMF田中に押し込まれて同点にされる。すると流れは新潟の方に傾く。こちらのサイドの上がった裏をつかれ、31分には新潟の右サイ
ドからをオーバーラップしてきたDF三田のクロスを受けた矢野がポストプレー、後ろから走りこむFWエジミウソンの強烈なシュートが決まってし
まい逆転される。このエジミウソンの突破に清水は防戦一方のまま前半を終える。
巻き返しを図る後半、前半から機能していた純平が突破口を開く。48分、純平が左サイドを強引なドリブル突破、ゴールライン際深くまで切れ
込んで折り返したボールに久保山が合わせて同点に追いつく。ここで清水は59分に矢島を下げてジェジン、68分には純平を下げて淳吾と次々に本
来のレギュラーを投入する。お互いサイドからのカウンターの応酬となり大味な試合展開になっていく。そして77分には早くも3枚目のカードとし
て圭輔を投入するがこの起用が当たる。82分、浩太のパスを受けた淳吾がトップスピードに乗ってドリブル突破からシュート、これが新潟DFに当
たってコースが変わってファアサイドに待ち構える圭輔の足元に、圭輔はこれをスライディングで押し込んでついに逆転に成功する。ところがこ
の試合はこれでは終わらなかった。ロスタイム、新潟は自陣からのFK、新潟GK野澤のロングフィードに新潟FWエジミウソンと和道が競り合うがお
互い触れずこぼれたところにエジミウソンが再び拾ってシュート、これが決まってしまい最後の最後で勝ち点3を逃した結果となった。
とにかく1人の選手に振り回されてしまった。新潟FWエジミウソンの事である。確かにシュートもうまいし、パス出しもうまかった。だがあまり
にもマークが甘かったし、いつもの守備とは違っていた。もっと体を張った本来の守りが出来ていればこんな結果にはならなかったはず。また、
サイドも確かに序盤は相手の不安定な状態に付け込み積極的に前に出てチャンスは作っていたのだが、それが裏目に出て以降は簡単に裏を取られ
すぎていた。これではCBやGKに対して負担は増す。守りで期待された森岡にしても本来のポジションであるCBの癖が抜けないのか真ん中に絞りす
ぎてその結果いいようにサイドを突破されていた。昨年から続く健太エスパルスの基本は守りであるはず。もう一度本来の自分たちのスタイルを
思い出して欲しい。
それでも褒める点はやはり3点を奪った事、そしてその3点はなかなかチャンスが得られなかった男たちから生まれた事である。プロ入り初スタ
メンの矢島はその最初の試合で持ち味の当たりの強さを早くも発揮してくれた。純平に関してもここ数試合途中出場でチャンスをもらいながら結
果を残せていなかったが今回は前半序盤の猛攻の鍵を担っていたし、後半には今までに無いような強引な突破からアシストを記録した。久保山も
大宮戦で結果を残せなかった悔しさを今回は泥臭い彼らしいゴールで結果として残した。そして何より今季全くチャンスを与えられなかった圭輔
がたった5分で大きな仕事をやってのけた事だ。彼ら4人のやってやるんだという気持ちをこの日は俺は感じた。是非とも気持ちだけでなく結果を
見せた彼らには引き続きチャンスを与えて欲しいし、彼らもこの気持ちで闘い続けて欲しい。
そしてこの日、寒い中駆けつけてくれたサポーター、確かにほんの数十人しかいなかったのは寂しいけど人数は関係なく頑張っていたと思う。
対する新潟も確かに普段のリーグ戦よりは少ないんだが、ナビスコ杯で25,000人集めてしまうその人気はやはり羨ましい。観客動員に悩む清水の
フロントには是非ともこの新潟をいい意味で目標として頑張って欲しい。我が街清水を愛し、地域住民、サポーターと共に歩むのならこの日の新
潟のようにいつか盛況の日本平が取り戻せるはず。
ナビスコ杯は始まったばかり残り5試合、とにかくホームでは確実に勝ち続ける事。これが出来ればこの日の疲労感だけが残ったドローも少しは
報われるというもの。10年ぶりの戴冠に向けてまずは次のホームである。
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