何かが足りない。

2005.04.02(SAT)
2005 J-LEAGUE DIVISION-1 3rd LEG
vs JUBILO IWATA
1-1 DRAW
at SHIZUOKA STADIUM ECOPA(FUKUROI)


 試合終了直後、まるで勝ったかのように暢気にコールを送る対面のゴール裏、対照的に我がゴール裏には何ともいえない沈黙が流れた。 ダービー史上初の引き分け、ひとつのアクシデントが流れを変えたのは事実だが、何かがやはり足りなかったから勝ちを逃したのではない だろうか。何かとはいろいろあると思うが、これを乗り越える事が発展途上である我がチームの大きな課題であろう。

 試合前からダービー恒例の「狙うは磐田の首ひとつ」ノボリや「SHIMIZU REAL SHIZUOKA」などの様々なメッセージ弾幕、「LA 12」と書 かれたビッグフラッグが出されるなどサポーターも気合の入った状態で試合が始まった。その雰囲気に乗るかのように清水が中盤で和道、 浩太、テルのトレスボランチを中心に相手の攻撃の芽を確実に摘んで優位に進める。1トップの北嶋も相手DFに走り負けないで前線で起点 となり、圭輔やテウクの突破などからチャンスを作る。一方、磐田の攻撃は個々の力でチャンスは作るが完全にバラバラの動きで森岡と俊 秀を中心とした清水の守備は決定的なピンチを与えない。そして33分、テウクが右サイドから中に切れ込むドリブル突破、これを磐田DF茶 野が倒してPKエリアすぐ外、ゴール真正面の位置からFKのチャンスを得る。このFKを蹴るのは森岡、森岡の放ったシュートは磐田の4枚の 壁を越えてから変化し、ゴール右上に吸い込まれた。この素晴らしいFKでリードを奪い前半を終了する。
 後半に入っても試合は清水ペース、特に北嶋が相手DFを何枚も背負いながらも左右に流れたり工夫しながらくさび役をこなしてチャンス を作っていた。ところが56分にアクシデントが起きた。左に流れながらボールを受けた北嶋が振り向きざまにシュートを狙うがうまくミー トせず、しかもこの時に足を捻りピッチにうずくまる。担架に乗せられピッチの側で治療をするも復帰は無理と判断されて60分にはノボリ と交替になる。これで流れは変わってしまった。前線でキープする選手が皆無で、更に今度はテウクや圭輔をFWの位置に入れるものの今度 はサイドが手薄になり、73分にはそのテウクを下げて康平を入れるものの悪循環に陥ったチームは防戦一方になる。そして82分には磐田は スローインからの素早いリスタートからMF菊地がPKエリアに侵入、これにつられるように数人がチェックに行ったところを中に折り返され、 ここに詰めていた磐田FWカレンのシュートが俊秀に当たりコースが変わってゴール、同点となってしまう。まさかの展開に動揺したのかこ のあとも前半の流れるような攻撃が影を潜めて勝ち越せないまま試合終了。ダービー史上初の引き分けとなった。

 とにかく一つのアクシデントが大きかったのは事実だ。だがそのアクシデントさえも乗り越えるだけのチームとしての力がまだ無いのも 事実だ。普通の試合と違うダービーなのだから、どんな劣勢でももっと集中して必死に闘って欲しかった。あの失点シーン、味方のクリア ミスで相手のスローインとなり、さらにそこから素早く繋がれて空いたスペースにドリブルで突破された。もっと集中していればこういう ミスの連鎖は無かったのではないだろうか。確かにリーグ戦とナビスコ杯を通じて5試合でわずか失点3の守備陣は良くやっているが、まだ まだ勝負に甘いということだろう。守備陣は1回のミスが命取りになるという良い教訓になったのではないだろうか。それでも前半見せた中 盤でのプレス、ここまでの試合からまた一歩成長した点は認められる。後は失敗も含めた経験を今後の糧にする事だ。
 そして攻撃もこの中盤の和道、浩太、テルの3人がサイドや北嶋と連動しいつになく積極的に絡みいいリズムを作り出していた。和道のフ ィード、浩太の前線の飛び出し、テルのサイドからの突破など各々の持ち味が出ていた。今度は彼らに積極的なシュートも見せて欲しい。 また、この日も抜群に目立っていた北嶋に関しては本当にチームにとっても大きなアクシデントだった。そこまでの彼は移籍してから最高 の出来であったように思える。相手DFに走り負けず、動きにもキレが見られた。この怪我がどれだけ大きな怪我なのかもまだ分からないが、 とにかく焦らずにじっくり治してくれ。そしてこの試合でやっとキッカーが見つかったと思う。森岡の事だ。去年のナビスコ杯大分戦でも 見せてくれたが変化よりもコースやスピードを考えた実にいいFKであった。ここ数年相手に決められることは多々ありながら、決めること は少なかったし、現在ジェジンと北嶋が抜けFW不在に近い状態になっているだけでこれはもうチームにとって大きな武器になるであろう。

 サポーターもダービーという事もあって、前述したように試合前から大いに盛り上がっていたが、肝心の試合ではやはり選手と一緒で終 盤にパワーダウンしてしまった印象が拭えない。90分間、声を出し、手を叩き、飛び跳ねているだけに確かに辛いのは分かるが、サポータ ーもあと一歩何かが足りないのであろう。精神論はくだらないのかもしれないが、何よりも特別なダービー、気持ちだけは負けちゃ駄目だ よね。次の10月に行われるダービー、今度は俺らがホームだ。せっかくのホームゲームで前回のようにダービーを意識したフラッグでなく、 布にユニフォームを描いただけの変なフラッグを出したり、何を言ってるか分からないような声で分裂気味の応援をしていた磐田の様な恥 ずかしい応援はしたくは無いよね?相手がどう思おうが俺らは磐田だけには勝ちたい、ダービーだけはずっと勝ち続けたいって思ってるは ず。ならば次こそ各々改善し最高のダービーを作り上げようじゃないか。ダービーの試合終了の笛は次のダービーに向けてのスタートの笛 である。

 さて、リーグ戦の方に目を向けるとこれで3分けである。勝ち点上は1勝2敗と同等であるが、相手に勝ち点3を与えてないだけ3分けの方が 遥かにマシではある。だが、勝っていないのもまた事実、鉄壁の守備陣に中盤も揃ってきたが攻撃陣に大きなアクシデントが続いている。 こういう苦しい状況ではあるが、次は我らの庭、日本平である。リーグ戦初勝利は我らの庭であげよう。




完全勝利。

2004.10.02(SAT)
2004 J-LEAGUE DIVISION-1 2nd STAGE 8th ROUND
vs JUBILO IWATA
2-1 WIN
at SHIZUOKA STADIUM ECOPA(FUKUROI)


 何があっても勝つことのみしか許されない誇りと意地を賭けたダービーに連勝し た。確かにミスもあったし、相手の不甲斐なさにも助けられた。でもそんな事よりも 両者の決定的な違いであった気持ちの差で憎き磐田に完全勝利を果たした事が本当に 大きい。

 試合開始から清水の中盤からのプレスが機能する。中盤でボールを奪うとノボリや テルが両サイドの裏を狙ったパスを出し、そこへ飛び出した純平と圭輔がサイドを突 破してチャンスを作る。純平と圭輔は何度も相手の裏をとり、ゴール前に際どいクロ スを送るが、ゴール前を固めた磐田の守りと味方FWの詰めの甘さで点にならない。一 方の磐田はFWグラウが左右に流れてチャンスを作るものの味方のフォローが無いうえ に清水守備陣の堅い守備にチャンスが作れない。39分には強引に打ったシュートをGK 西部が弾き、そこに詰めていMF河村がシュートを放つも枠の外、決定的なチャンスを 外した。結局両チームとも相手を崩しきるまでには至らず無得点で終了する。
 後半に入り、早い時間帯から試合は動く。55分、自陣右サイドで戸田と圭輔がルー ズボールをお見合いになり、このボールを奪った途中出場の磐田MF成岡が抜け出して シュート、GK西部が弾くもこぼれ球を拾ったFWグラウに冷静に流し込まれ先制を許 す。しかしこの日の清水は失点に選手もサポーターもうつむくことは無かった。61分 にはこの日も今ひとつ周りと噛み合ってなかったアラウージョを下げて康平を投入す る。この交替が流れを変えた。直後の62分、中盤でのルーズボールを拾った康平が右 サイドの圭輔に技ありのパスを通す、右サイドで縦に抜け出した圭輔は相手が寄って くる前にアーリークロスをあげ、これにニアサイドに飛び込んできたジェジンが磐田 DF鈴木に競り勝ちヘッド、これがゴール右隅に入り同点に追いつく。
 こうなると勢いは清水へ、康平や純平の個人技から次々にチャンスが生まれる。更 に疲れの見えたノボリを下げて久保山を投入すると今度はその久保山がチャンスに絡 む。74分、右サイド突破した康平からグラウンダーのパス、これに久保山が反応する が磐田GK佐藤と激突する。このプレーでGK佐藤は一度は戻るものの怪我の為に岩丸と 交替する。予期せぬアクシデントに浮き足立つ磐田相手に 82分またも久保山がファウルをもらい、右45度PKエリアすぐ外の絶好の位置からのFK を得る。このFK、ジェジンが完璧に枠を捉えるシュートを放つもGK岩丸のファイン セーブに遭う。しかし直後のCK、一度は相手に跳ね返されるもののこのボールをテル が拾い、再び前方にパス、細かく繋いで久保山が振り向きざまに左サイドのスペース に飛び出すテルに絶妙のスルーパス、抜け出したテルがGK岩丸と1対1からシュート、 GKの手を弾きゴールマウスに向かうボールを最後にジェジンが押し込んで遂に逆転。 その後の磐田の反撃も守備陣が最後まで集中して守りきって試合終了。ダービー2連 勝を果たした。

 人によってはミスの多い試合だったというかもしれない、でも何が何でも勝ちたい という気持ちの差で完全勝利を果たしたという事が大きいのである。そんな闘いの MVPは何と言ってもジェジンであろう。1点目は圭輔の最高のアーリークロスに点で合 わせ、2点目は味方のこぼれ球に絶妙のポジショニングで難なく得点、2点とも彼の点 取り屋としての本領が発揮されていた。そして何よりも1点目にはゴールした勢いそ のままに看板を飛び越えて俺たちに熱い気持ちを見せてくれた。とにかくダービーで 得点した選手というのは俺たちにとっては英雄なのである。そして途中出場の2人、 康平も久保山も積極的なプレーで流れを変えてくれた。現状控えに甘んじている2人 だが、腐らずに前向きなプレーでこの大事な闘いで結果を出してくれた。彼らもまた いい意味で今後の攻撃陣に激しい競争を起こしてくれるだろう。
 中盤ではテルも攻守にわたる幅広い動きで貢献してくれた。2点目の攻め上がり、 もともと君が持っていたはずのドリブルや飛び出しを久々に見せてくれた。ああいう プレーを俺たちはずっと待っていた。純平と圭輔の両サイドも裏を取られることを恐 れずに試合終盤まで本当に良く攻めてくれた。圭輔はジェジンにピンポイントで合わ せたアーリークロス、最近壁に当たっていたがあれが今後乗り越えるヒントになるの ではないだろうか。
 守備も俊秀を中心に相手の突破に体を張って守りきった。西部も前節のミスなどで 心配されていた。しかし落ち着いていたのではないだろうか。確かに今回もパンチン グを真正面に弾くなどのミスも見られたが至近距離という事を考えると責められない ところもある。試合前の練習時、真っ先にピッチに登場した西部にゴール裏からも盛 大なコールと応援歌で迎えたが、今こそここで彼を支えてやらなくてはという皆の気 持ちが見事に表れていたし、それに応えて勝利という最高の結果を西部も出した。こ こから再び調子が上がっていくはずだ。

 サポーターもこの試合に賭ける想いが良く表れていた。試合前から「LA12」と書か れたビッグフラッグを出したり、ダービー恒例の「SHIMIZU REAL SHIZUOKA」などの 横断幕に「狙うは磐田の首ひとつ」の幟も出されてダービーを盛り上げていた。また サポーター一人一人の声がいつにも増して大きく聞こえたし、失点直後の応援もより 一層の声の大きさを感じた。たかが1点失ったぐらいで俺たちは凹まないし、絶対こ こから逆転するという選手を信じる気持ちが出ていたのではないだろうか。そういう 気持ちで負けないというのがサポーターにもあったのだろう。そして試合後には負け る度に何度も悔しく聞いていた磐田の応援歌「線路は続くよ」の清水バージョンをこ ちらが歌ってやったが、実に爽快であった。こういう負けられない相手に勝った時に 相手を茶化す応援もダービーにおいては必要だろう。  一方の磐田の方は憎き相手とはいえ少々寂しい感じがした。かつての憎らしいまで の勝利への執念といったものを選手からも感じられなかったし、サポーターも試合開 始の遥か前から応援を開始したが何を言ってるのかはっきり聞き取れない寂しい応援 であった。試合後にはブーイングをしていたがあのサポーターがそこまで選手と共に 闘ってもいないくせに偉そうな態度をとってるようにしか見えなかった。あなた方は ダービーってのはそんなものですか?15試合あるリーグ戦の1試合ですか?その代わ りに試合前に大きな3枚のビッグフラッグに磐田の過去の栄光とか歴史の違いとか清 水の中傷とかが書かれていた。もちろん俺たちにとってはそういう意識してくれるパ フォーマンスは大歓迎だ。試合後には過去の栄光と現状の惨めさがかえって明らかに なっていい対比になっていたじゃないか。肝心の応援について見つめ直した方がいい のでは無いだろうか。試合前に俺たちを王国の恥と罵ったがその言葉をそのままそち らにお返しする。

 ダービー連勝を果たした。1stはダービー勝利の勢いをその後の試合に続けられな かった。今度こそ、この大事な闘いの勝利を次に活かす為にも俺たちも選手同様立ち 止まるわけにはいかない。磐田のように過去の栄光に浸るのではなく前を見つめ一歩 一歩進んでいこう。この日の応援が出来るなら、まだまだ他の試合でもこういう応援 をやってやろうじゃないか。




“走”力戦。

2004.05.02(SUN)
2004 J-LEAGUE DIVISION-1 1st STAGE 7th ROUND
vs JUBILO IWATA
1-0 WIN
at SHIZUOKA STADIUM ECOPA(FUKUROI)


 サポーターの想いに乗って選手達は90分間走り続けてくれた。その全ての力が最終的に憎き磐田を上回った事がこの結果に出た。総力を結集し、 走力で勝ち、誇らしい勝利をもぎ取った。

 試合は前半から果敢に高い位置からプレスをかける清水に対してワンタッチで素早くパスを廻す磐田がこのプレスをかわす。清水も相手のボール こそ奪えないがしつこく追い回したことで、磐田は敵陣入っても苦し紛れのパスや連携ミスでチャンスを作れない。PKエリア外からのミドルシュー トもGK西部のファインセーブで防ぐ。一方の清水も時折、高い位置からのプレスでカウンターを仕掛け、北嶋のプレスからアラウージョが相手パス をインターセプトしチャンスが生まれたり、前半終了間際には中央ぽっかり空いたスペースを浩太がドリブル、そこからアラウージョ、北嶋と細か いパス交換から抜け出した浩太がGK佐藤と1対1からシュート、焦った浩太がシュートミスでチャンスを潰したが狙いの浸透したサッカーで前半を終 了する。
 後半に入り、更に運動量が上がった清水は60分、相手スローインミスからのボールを右サイドで太田が久保山にパス、久保山が素早い反転から真 ん中に上がるアラウージョにパス、アラウージョが右サイドを上がる太田にダイレクトパス、太田は自慢のスピードでマークについていた磐田MF服 部を振り切りGK佐藤と1対1から冷静にGKの真上をぶち抜くシュートを決めて先制。ダイレクトで折り返したアラウージョの精度の高いパス、基本の パスアンドゴーで抜け出し迷い無くシュートを選択し最高のコースを狙って決めた太田、チームの狙いに個のひらめきが重なった見事な得点であっ た。
 しかし、先制点を奪った清水がここから中途半端になる。運動量が落ち、コンパクトに保っていたラインも開き、せっかくのマイボールでも闇雲 に前線へ送り、孤立した前線があっさりと奪われる悪循環になりかける。次々に飛び出す磐田の攻撃に清水守備陣も対応が遅れがちになりピンチが 続くが、磐田の思わぬ自滅に助けられる。72分、磐田MF福西のスルーパスに抜け出したFWグラウが森岡のスライディングを受けてPKエリア内で倒れ る。上川主審がイエローカードを森岡に対してではなくオーバーアクションで倒れたグラウに対してシミュレーションとして示し、既に警告を貰っ ていたグラウは退場となる。確かにスライディングで倒したかもしれないが、日頃から主審を欺く愚かな行為をマリーシアなどというくだらない言 葉で正当化してばかりいた磐田にとっては、結局自らの行為に天罰が下ったようなものだ。
 この自滅に助けられた清水は疲れの見え始めた久保山から康平へ交替、更に足がつりながら頑張っていた太田から平岡へ交替と次々にフレッシュ な選手を送り出し、ひたすら走り続けてプレスをかける。一方の磐田は前線の選手を次々に投入するものの明らかにバランスを崩した後手後手の選 手交替。清水はアラウージョ、北嶋が前線で相手に囲まれながらもカウンターからチャンスを作り、最後まで走り負けず相手の決定的なチャンスも 作らせずに試合終了。3年ぶりのダービー勝利をもぎ取った。

 本当によくやってくれた。90分間最後までチーム全体が走り続けた結果だろう。確かに前半は相手の余裕のパス廻しにプレスがかからない場面も あったし、後半得点直後も運動量が落ちてピンチに陥ったがそんな中でもカバーリングなど文字通りチームが一丸となって闘った。そんな中でもこ の日のMVPはやはり太田だろう。ダービー、憎き磐田相手に得点を奪った君は英雄だ。あの場面で強気に勝負し、シュートを決めた君はこれから我々 サポーターに永遠に語り継がれる英雄だ。サイドの攻防でも前半から走り負けずに頑張り続けた結果もたらされた得点だ。試合終盤足がつって、交 替となったが限界まで闘ったその姿を見せてくれた君を誇りに思う。
 完封劇の立役者として俊秀も忘れてはならない。確かにスピードの遅さがあるかもしれないがそれを補って余りある経験と読みからのカバーリン グで相手の攻撃のリズムを間違いなく狂わしてくれた。俊秀が戻ってきてから5試合、チームは負けていない。この事実からも俊秀の復帰で単なる戦 力以上の安心感をチームが得ている。事実、森岡も鶴見も積極的な体を張った守備で相手の攻撃を防いでいるのは後ろにいる安心感がそうさせてい るのだろう。またGK西部も高い集中力で相手のミドルシュートを弾き出していたし、敵との激突も恐れないプレーで選手に我々サポーターに勇気を 与えてくれた。
 ボランチの浩太とテルも試合を重ねる毎にお互いの役割、連携がしっかりしてきている。浩太は試合を重ねる毎に積極的な姿勢が出ているし、テ ルもシーズン当初の存在感の無さからこの日は縦横無尽にピッチを駆け、相手の攻撃の芽を摘んでいた。そして太田ばかりに目がいくが逆サイドで 和田が磐田MF西に何も仕事をさせなかった事も忘れてはならない。北嶋、久保山、アラウージョの前線も点こそ奪えなかったが高い守備意識はこの 日も見せてくれた。特にアラウージョは相手へしっかりと寄せて何度もボールを奪うなど、思わぬ才能を見せてくれた。後は北嶋にゴールが生まれ れば言う事無しだが、この日もシュートが全て真正面に行ってしまった。きっかけは掴んでいるんだから、後は諦めずにこの今の仕事をやり続けて 欲しい。そうすれば結果がついてきてくれるはずだ。
 とにかくこの日ピッチで闘った全ての選手達に感謝したい。あなたがたの誰一人としてこの勝利に欠かせない大切な我々の戦士であることを。試 合終了後、ヒーロー太田がインタビュー後に我々の前に駆けつけて挨拶した後、チームメイトが次々に太田に抱きつき、まるで高校サッカーのよう に全員が太田に折り重なって勝ち取った喜びを分かち合い共有するシーンに感動を覚えた。このシーンも太田のゴールと共に我々に永遠に焼き付い た光景であった。

 我々サポーターもダービーに賭ける想いが実った。決戦前日の三保練習グラウンドにはサポーター有志が駆けつけ、「王国の誇りに賭けてダービ ーは絶対に負けるな」「奴らに見せてやれ本物の誇りを」などと書かれたメッセージ弾幕やダービー恒例の「SHIMIZU REAL SHIZUOKA」弾幕、更には 「狙うは磐田の首ひとつ!」と書かれた幟も53本掲出して選手を激励した。スタジアムでもULTRAS SHIMIZUが2階席から「LA 12」と書かれたビッグ フラッグを出し、「勝利」と書かれたゲートフラッグを配布し、前日三保で張られたメッセージ弾幕や幟も掲出されひたすらダービー勝利に賭ける 溢れんばかりの想いを訴えた。40000人近く駆けつけたスタジアムもいつもの様子と違っていた。サポーターの熱い想いが磐田サポーターの声援を完 全にかき消す応援に繋がったのではないだろうか。3年間味わい続けたダービー敗戦の苦しみが一気に解けた瞬間にスタジアムのあちこちで感激の涙 で溢れていた。一方の磐田は何を歌っているんだかわからないうえに人数も減りこの一戦に賭ける想いの差が如実に表れていた。決戦に敗れても大 したブーイングも聞こえない無反応、しょせん奴らには王国静岡としての誇りも糞も無いのだろう。そんな奴等には俺らが味わった悔しさを倍にし て味わってやらなければならない。そうまだ一つ取り返したに過ぎない。

 残念ながらGWは我々チームは相手の都合により休みだ。この期間は無敗の相手、憎き磐田を破った喜びにひとまず浸ろう。しかし9日にはまた次の 闘いが始まる。今までもダービーの勝利以降、気の抜けたような敗戦をすることが何度もあった。しかも相手は昨年我々から10点も奪っているC大阪、 この日の勝利を無駄にしない為にも我々サポーターも選手と共に再び闘おう。今度は我等の聖地日本平、この日の歓喜を忘れずに突き進もう。




心構え。

2002.12.27(SAT)
THE 83rd EMPEROR'S CUP SEMI FINAL
vs JUBILO IWATA
2-4 LOSE 
at SAITAMA STADIUM 2002(SAITAMA)


 生きるか死ぬかの闘いであるダービーにおいて、心構えの差が大きく出てしまった。確かに一度は良く追いついたし、 必死に闘っていたと思う。だが、俺は一番やってはいけないミスをあんなに早い段階でやってしまった事がホントに悔しいし、情けない。 そんな想いから俺はとても選手を拍手で出迎え、コールする気など起きなかった。ダービーってそんなものなのか?

 朝まで降り続いた雪によりすっかり冷え込んだ埼玉で行われた試合、序盤から前へと出る清水がチャンスを掴むが 一瞬のミスから全てが変わる。7分、何でもない磐田の縦パスに和道がヘッドで後ろに戻すが、後ろにいるはずの森岡は和道の カバーリングで前に出ており、このボールを前田に奪われる。前田はこのままドリブルで左サイドを上がり、慌てて飛び出した昇平の 股を通すパスで逆サイドを上がる磐田FWグラウへ、グラウが冷静にがら空きのゴールに蹴りこんで早くも失点してしまう。準決勝、 ましてやダービーという大事な闘いにおいて何故こんな有り得ない単純な連携ミスをしてしまうのか。声を出していれば何でも 無かったし、セーフティーファーストで外に蹴り出すという選択肢もあったはず。とにかく序盤から積極的になっていたのはいいが、 基本中の基本を疎かにした結果が試合の行方も決めてしまった。

 この失点に動揺したまま続く11分には中盤でのこぼれ球をことごとく競り負けて左サイドに流れるグラウにフリーで渡してしまい、 グラウは余裕を持ってファアサイドにセンタリング、ここに全くのフリーで走り込む磐田MF成岡に押し込まれて続けざまの2失点を 喫する。この場面にしてもクリアボールを中盤でことごとく競り負けているうえに、相手のマークが全く出来ていない。GK真田が クロスボールにかぶってしまうミスがあったとはいえ、しっかりマークしていれば失点していないし、やらなくてもいい2失点が重く のしかかる事になった。

 重苦しいムードのまま相手の激しいプレスに何も出来なかった清水だが25分に息を吹き返す。テルが素早く裏のスペースに飛び出した アレックスにフィード、アレックスが相手のマークを受けながらもあげたクロスは相手にクリアされたものの、そのボールを必死に追う トゥットが落としたところに安貞桓が右45度からボレーシュート、これがゴール右隅ぎりぎりに決まって1点を返す。一瞬のチャンスを 見逃さなかったテルのパス、同じく一瞬のひらめきで強烈なシュートを決めた安貞桓、2人の一瞬を見逃さない集中力が清水を蘇らせる。 更に31分には右CK、アレックスがニアサイドに走り込む森岡にクロス、森岡がヘッドでコースを変えたボールを磐田GK佐藤が弾いた こぼれ球を安貞桓が押し込んであっという間に同点に追いつく。これで流れを完全に引き戻したかに見えた清水だが、 43分に突き放される。ゴール正面のFK、磐田DF山西がグラウンダーのシュートを放ち、そのボールを前田とポジションチェンジした グラウがヒールで前田にパス、そのボールを前田がダイレクトシュート、流れるような攻撃であっという間に勝ち越され前半を終了する。

 後半に入っても1点を追って積極的に攻め、49分にはアレックスのロングフィードから抜け出したトゥットがGKと1対1の最大の チャンスを迎えるものの、シュートすら打たずにクリアされてしまう。この場面GKの中途半端な位置を見れば何かしらシュートを放てば 点に繋がったのではないだろうか。この惜しい場面を逃しているうちにまたもDF陣に痛いミスが出る。58分、グラウのプレスにあって 最終ラインから苦し紛れの縦パスをカットされ、ここから右サイドに開いたグラウが前に飛び出す磐田MF西にグラウンダーの折り返し、 このボールを西が素早くセンタリング、ここに全くのフリーで飛び込んだ成岡にヘッドで決められて4失点。2点目と同様に飛び込んで くる相手の動きを全く見えてないというどうしようもない状況。この後まだまだ時間こそあったものの事実上この失点で勝負が決まって しまったようなものだ。その後も清水は前を向いて必死に攻めたが、大事なところでシュートミス、相手GKのファインセーブに遭うなど 思うように点が取れないままいたずらに時間だけが過ぎて今季の終了告げる笛が鳴った。

 選手達が必死に闘ったのは認める。だが最初の2つのミスが全てを決めてしまったといっても過言ではない。もっとも慎重に 大事に闘わなくてはいけないよう試合であんな声の連携ミスという初歩的なミスはあってはならない。このミスをいい経験に次こそ こんなくだらないミスで試合を決めてしまわないように注意して欲しいとしか言えない。それにしても守備陣は高い授業料を払わされた。

 チーム全体にしても相手の激しいプレスに苦し紛れなプレーも目立ち見ていられなかった。何故相手の裏をつくプレーを 狙えないのか。また、味方を助ける為のカバーリングも出来ないのか。チーム一丸となって闘ってきたはずのこの大会でも最後の 最後にはそれが徹底されなかったことが残念でならない。それでもどんな内容よりもこの大事な試合で2得点という結果を出した 安貞桓はよくやってくれた。いろいろ言われている彼だが俺は結果を残した彼の活躍は認めるよ。来年ももしいてくれるなら俺は 精一杯応援してあげたいと思う。

 そして今大会を通じて太田圭輔と浩太という若武者2人の成長には希望を感じさせてくれた。どんな相手でも果敢に勝負を 挑んでこの試合でもチャンスを演出した太田圭輔にはまだまだ底を見せない魅力というのを俺は感じたし、浩太にしても積極的に シュートを狙うなど今までに無い魅力を見せてくれた。もちろん2人ともシュートの精度をもっと上げて欲しいし、あたりに弱過ぎる などの不満はあるが、その不安を上回る期待感を今大会通じて見せてくれた。今日の屈辱を糧に君達の力でこの屈辱を倍にして返して くれる日がきっと来ると俺は信じている。

 この日は埼玉で行われたダービーということもあってサポーターは数こそ少なかったが屈辱の連敗を晴らそうという気持ちが こもった応援となっていた。ダービーに賭ける想いを示す横断幕やゲーフラの数々、そしてオレンジに染まったゴール裏、そんな想いが この日も届かなかった。いつになったら俺らのダービーに賭ける想いを選手、チームは結果で応えてくれるのだろうか。もうこんな想いを し続けるのはたくさんなんだ。この屈辱、絶対に忘れるな。そしてこの想い、次にぶつけよう。憎っくき磐田倒さずして栄光は掴めない という事を胸に秘め、悔しさでいっぱいの1年をしめくくりたいと思う。

 エスパルスを愛する選手、チームスタッフ、サポーター、全てのみなさん、今年1年本当にお疲れ様でした。そして来年、 この時期は絶対良かったと思える1年にしよう。



屈辱。

2003.08.23(SAT)
2003 J-LEAGUE DIVISION-1 2nd STAGE 2nd ROUND
vs JUBILO IWATA
0-1 LOSE
at SHIZUOKA STADIUM ECOPA(FUKUROI)


 何が何でも勝たなくてはいけない特別な試合であるダービーで5連敗。相手は主力が欠けて1軍半のメンバーなのに、 その相手に敗戦という事実はどんな事があっても消せない。屈辱以外の何物でもない!

 今年最初の対戦時と全く同じような内容だった。守備陣が体を張って守るが、押されっぱなし。しまいには集中力が 切れて、サイドから崩されて同じ選手に同じように競り負けて押し込まれる。学習能力があるとは思えない。何故あそ こでエメルソンは軽率なミスを犯したのか?何故和道は絶対離れちゃいけないマークを外したのか?確かにそこまでは 森岡を中心にゴール前で体を張っていたよ。でもそれも全てあの失点で無駄になってしまうんだ。ダービーと言うのは それだけ大事な試合であり、一つのミスも許されない極限状態ということを分かってくれ。
 攻撃に関しては論外だ。個人個人が勝手な動き、何かしらの約束事も連携も無い攻撃。2人のわがままなプレーヤー に他の選手も振り回されて何がやりたいのかわからないまま。まして、中盤から前線にかけてのプレスが甘いツケは守 備陣に多大な負担を強いてしまった。もう昨年から3試合連続でダービーは無得点なんだ。もっと周りを信じて闘えよ。 がむしゃらになって闘えよ。こんな気持ちで点が取れるほどダービーは甘いもんじゃないんだ。少なくともかってのキ ャプテン、ノボリがいればこんな事にはなってないはず。今こそノボリがキャプテンとなり、チームに喝を入れてくれ と俺は思ってる。
 そして監督へ、ダービー5連敗、3試合連続無得点、この結果で充分でしょう。1点を失った後のバラバラの攻撃、 あなたにはビハインドを跳ね返す為の具体的な方策は無いんですか?それ以前に攻撃に関する具体的な約束事や戦術も 無いんですか?まさか引き分けでも充分と思ってませんでしたか?苦しいチーム状況を幾度も救ってきたノボリを何故 メンバーからも外して結果も実績も残していない浩太を起用したんですか?そしてダービーに対する俺達の想いを分か ってますよね?ならば話は早いです。あなたは勝負に対して甘過ぎます。そのツケがこのダービーだけでなく、シーズ ンの成績に結びついています。百歩譲って勝負以上に内容に見るべき物があるかというと全く無い。もうあなたは限界 でしょう。

 「SHIMIZU REAL SHIZUOKA」「狙うは磐田の首ひとつ」「SUCKS' BLUE」などダービーに対する想いを込められた数々 の弾幕、ゲートフラッグ、ビッグフラッグ、オレンジの旗。これらの想いと共にスタジアムにいつも以上に響き渡った 応援に対してこの結果。そしていつも以上の大ブーイング。俺達の叫びが監督には聞こえてるのか?俺達の叫びがクラ ブには届いているのか?俺達のいたゴール裏じゃ、試合後倒れた奴や泣いてた奴、ずっと下向いてた奴だっていたんだ。 この想いを監督は当然の事、選手、フロントまで受け止めて欲しい。ダービーに負けは許されない!ダービーの屈辱は ダービーでしか返せないんだ!もうこれ以上屈辱を味わうのは御免だ。来るべきリベンジの時に向けて、この悔しさを 絶対忘れちゃいけないよ。




言葉も出ない。

2003.04.19(SAT)
2003 J-LEAGUE DIVISION-1 1st STAGE 4th ROUND
vs JUBILO IWATA
0-2 LOSE
at SHIZUOKA STADIUM ECOPA(FUKUROI)


 意地でも負けられないダービー、そんなコピーは何処へやら。結果も当然ながら、内容もいいところを見つけることが難しいぐらいの 悲しいものだった。そう、言葉も出ない惨敗だ。

 前半から圧倒的にボールを支配されていたうえに、攻撃の方もトゥットが怪我で早々に北嶋に交替、安貞桓は動きが悪い、アレックス はボールを持ち過ぎる悪癖が直らないと全くいいところが無いまま。前半こそ負けたくないダービーという舞台で守備陣の体を張った守 りとGK黒河のファインセーブで守り切ったが、限界だった。後半に入ると相手のボール廻しにマークがずれまくり、簡単に中央を相手の コンビネーションで崩されると飛び出してきた磐田MF藤田にあっさりと決められて、4分後にはCKからの相手のクロスボールにゴール中央 の磐田FWグラウに全くのフリーで決められて連続失点。後は成す術も無く90分を終えるのみだった。
 とにかく、シュートへの意識が全く高くなっていない。今まで点の取った3試合にしてももっとシュートを打てる場面があったのに打っ てなかったが、この日は特にひどかった。アレックス、安貞桓という攻撃の軸2人が揃いも揃ってボールを持ち過ぎ、シュートへの意識が 何ら見えなかった。また、サイドからのイチ、村松の有効な上がりがあっても彼らを活かさない攻撃を繰り返していた。個人の力で攻め るにはあまりにも限界があったのに、本来のサイドを使うサッカーを見失いうえに、時間を掛け過ぎた攻撃は相手に何のプレッシャーに もならない。終盤康平の投入により、イチとのコンビで右サイドが活性化されたのがこの日唯一見所のあった攻撃といえよう。
 守備の方でも中盤でもプレスが機能せずに磐田に自由にボールを廻されている。磐田にしてもまだまだ全盛期からは程遠い悪い出来。 パス廻しに酔いしれて時間を掛けすぎてチャンスを逃してくれていた、そんな相手に無抵抗だった。ボランチに期待の杉山浩太を抜擢し たものの彼にしても随所にいいパスは出ていたものの守備面では空廻り、苦いデビューとなってしまった。とにかく1点を失うと途端に修 正が聞かなくなって連続失点。前半から4バックの真ん中に飛び出してくる相手を捕まえきれていなかった。2失点目などはマークの受け 渡し、周りとの連携、声での連携、全てが悪かったという象徴的な失点だったのでないか?何故敵のセットプレーのチャンスで真ん中に 誰もいないのか?根本的におかしいところだらけだった。

 こんな試合をアジアチャンピオンズリーグから数えて7試合も続けて、これだけ同じDFラインのシステムでメンバーを変えても結果が出 なかった。これを監督がどう見るのだろうか?自分の信念で采配を振るっているのも結構なのだが、もう充分じゃないのか?このムード を変えることの出来ない選手達にも責任があるのだろうが、打開するための具体的な策、当然DFのシステム変更などを示せていない監督、 具体的な戦術を見せていない監督、選手達の不信感も増してしまっているのも事実だ。試合毎に中6日の修正猶予は与えられているんだ。 もう後が無いという自覚を持ってくれなくては困る。俺達だって監督を見守るべきとは思っていてもそれは監督の努力を見たうえでの事。 それが見られなければ前の監督と同じ要求をさせてもらう。
 これ以下は無いという今の状態、選手には前を向いてもらうしかない、監督には自己改革を望みたい。このまま座して死を待つのみな のか、やるべき事をやりつくすのか?。フロントにはそんな選手、監督を冷静に的確に分析し、必要とあれば補強などの動きを我々に見 せて欲しい。早過ぎることなんて無い。J2の44試合に比べればJ1年間30試合なんてあっという間だ。後悔してからでは遅いのだ。そんな プレッシャーに負けるような選手、監督であっては困る。次節、そんな君達と共に闘って喜び合いたいからだ。

 応援にしてもダービーという大舞台、物足りないところはあったがサポーターはモチベーションがあったし、磐田には負けたくないと いう気持ちが出ていたとは思う。もちろん、普段よりは声も大きかったと思うが、もう一度その気持ちを次節西京極でぶつけて同じよう な応援をしたい。それが苦しいチームを支える最高の薬になると信じているから。今は一つの勝利に飢えている気持ちをストレートに声 に出し、声援と繋げよう。無駄な野次なんていらない、その声をそのまま選手へのコール、チームへのコールに変えてやろうぜ。





ダービーマッチ?

2002.09.18(WED)
J-LEAGUE DIVISION-1 2nd STAGE 4th ROUND
vs JUBILO IWATA
0-2 LOSE
at NIHONDAIRA STADIUM(SHIMIZU)

 本当にこれがダービーマッチと言えるのかい?

 今までどんなにチームの順位が悪くても、このダービーマッチだけは別物。そう思ってきたし、選手達も少なくとも他のどの試合よりも気持ちを 出して闘っていたと思ったが、何だこの試合は。2点を追いかけなくてはいけない残り30分あまりでシュートはゼロ。逆に相手が逃した決定機は数知 れず。屈辱的な試合だった。

 たしかに前半動きは良かったように見えるが、あれは磐田が荒れた芝生を考慮しないでプレーしてミスを続けただけ、結局受け身で守っているだ けにしか見えなかった。最初の失点なんて前半終了間際に中盤でルーズボールを戸田が取りに行き、そこで取れず全くのフリーになった磐田DF鈴木 秀人に余裕をもってあげられたフィードから失点に繋がった。中盤の3人が下がって前線との間を空けてしまう悪癖をまた繰り返し、危険な地帯で誰 もボールに向かおうともしない。ゴール前の混戦でも誰もボールに向かわない。虎視耽々と狙うFW中山に決められて当然だった。
 後半も受け身のまま、後半チーム唯一放ったテルのシュートがゴールの枠を大きく外した直後のゴールキックから磐田FW高原のバックヘッド、裏 に走るFW中山にまたまた決められて意気消沈。名古屋戦でも同じような形で失点を食らったのに何にも活かされていない。その後は意味不明のパス 回しとミスパスのオンパレード、2点取って落ち着いた磐田に翻弄され続けて、よく2失点で収まったという感じ。

 この試合の何処にダービーマッチの重みを感じられたか?監督の采配以前の問題に選手の覇気の無さ、無気力さを感じ取ってしまった。2点失った 後の攻撃の何処に必死さがあったのか?点を取り返さないといけない時に何故ルーズボールを必死に追わない。何故積極的にシュートを放とうとし ない。何故前を向かない。何故気持ちを見せたプレーをしない。

 前節G大阪戦の終盤に見せた執念を信じて、ダービーマッチに期待していただけに悔しくてたまらない。こんな言葉は吐きたく無いが、勝とうが負 けようが何か俺達に気持ちが伝わるようなプレーをしてくれ。フロント、監督、選手、チーム全体が危機感を持ってくれ。俺達はこのチームを信じ てついていくしかないのだから。




大きく開いた力の差。

2002.07.24(WED)
J-LEAGUE DIVISION-1 1st STAGE 10th ROUND
vs JUBILO IWATA
1-3 LOSE
at JUBILO IWATA STADIUM(IWATA)

 ダービーマッチとはお互いの意地とプライドを賭けた試合でなければならないはず。 しかし、昨日の試合には意地とプライドがあったのか?結局3失点とも全て集中力の欠如からだ。 1失点目は昇平と周りの連携ミスで奪われてピンチを迎え、そのままの流れでセットプレー、 セットプレーでも一旦クリアしたボールに誰も競らず、ラインも押し上げず裏に出されて押し込まれた。 2失点目は同じくCKからファアサイドで磐田DF大岩にどフリーでヘッドで折り返されて、 逆サイドの磐田FW中山もどフリーでヘッドで押し込まれ、周りにいた選手達は単なるボールウォッチャー。

 CKから森岡が相手DFに引きずられながらバックヘッドで決めたのに、1分も持たずにスルスル上がる相手DFへの対応が遅れ、 そこからサイドに流れた磐田FW中山にスルーを通されて豪快にシュートを決められる。 この時も何人かのDFは突っ立っていて、慌ててオフサイドをアピールするだけ。 最後は足が止まって相手にいいようにボールを回される始末。

 確かに強い相手だよ、個人としても差があるかもしれない。 しかし、それならば何故チームとして集中力を切らさずに90分闘わないんだ。 前述したように3失点とも結局相手に決められるべくして決められていると思わないか?

 また今日もミドルシュートを打てる時に打っていない、かと思えばアバウトないい加減なパスでチャンスを潰すなど、 チーム全体で何とかしようという意地を少なくとも自分は感じる事が出来なかった。 この点で磐田との力の差をまた大きく痛感してしまった。

 監督にはもう限界だ。何故相変わらず、最後の最後までベストを尽くした采配をしないのか? 前半で全く消えていたイチを下げて康平を投入したまでは、何かを期待したよ。 しかし、2点を追いかけ攻めなくてはならないのにFWを投入せず、 そのあとの交替選手は守備でも頑張りの目立った古賀を下げて不調のアレックスへの交替だけで結局残り1枚のカードを切らなかった。 もうこんな采配何試合見た?いつもだよ。前半の悪い点を修正して後半チームが変わったという試合もほとんど無い。 修正能力すら無い監督ということもここ数試合で露呈してしまった。もういい加減限界です。 このままズルズル行く事だけは避けたいのなら解任やむなしでしょう。フロントの英断を期待したい。

 俺は本当に悔しいよ。愛するチームが絶対負けられないダービーでこんな力の差を見せ付けられて負けた事が。 サポーターにもだ、相変わらずあんな試合で拍手送るんだよな?今年の負け試合はどれもこれも意地を感じる事が無かったよ。 そんな時でもいつでも拍手を送るの?勝とうが負けようが一生拍手していれば? 正当な判断力も無くチームをサポートしないでくれ。いつでも厳しくかつ愛情を持ってチームをサポートしよう。